デンカ クロロプレン（クロロプレンゴム）
製品情報
概要
クロロプレンゴムは、天然ゴムや他の合成ゴムと比べて優れた特性を有し、様々な用途に使用されています。当社では特殊な変性タイプの他に、手袋や接着剤の水性化に最適なラテックスなど広範なグレードを取り揃え、ニーズにお応えしております。
特長
熱・オゾン・油・火炎などの外的環境要因への耐性とともに、物性バランスに非常に優れる合成ゴムです。
用途
自動車部品、ベルト、ホース、電線、引布、ウェットスーツ、接着剤、ゴム手袋など、幅広い用途に展開されています。
詳細および関連資料
クロロプレンと他のゴムとの性質の比較
クロロプレンゴムは天然ゴムや他の合成ゴムと比較して、優れた特性をバランスよく有しています。
デンカクロロプレンの用途
(1) 電線被覆
電線やケーブルの被覆材として使用されています。
(2) 自動車・車輌用ゴム部品
エアーサスペンション、等速ジョイントブーツ、ラックアンドピンオンブーツ、パワーステアリングホース、ブレーキホース、各種駆動用ベルト、パッキン、ジョイント、防塵キャップ類、防振材など、自動車の要所に使用されています。
(3) ベルト・ホース
鉱山などで使われるコンベヤベルト、伝動ベルトやその他の平ベルト・Ｖベルトなど、幅広い用途があります。また、各種のホースカバーやチューブにも使用されています。
(4) 引布・フォームラバー・ウェットスーツ
コンテナバッグ、カバーシートやテント幕用の引布、レジャーボート、救命ボート、難燃性の消防士用保護衣など、様々な引布に使用されています。
また、発泡倍率の大きなフォームラバーやスポンジとして、マリンスポーツで使用されるウェットスーツの他、航空機や船舶・車輌の火炎の危険から人命を守るクッションラバーなどにも使用されています。
(5) 一般産業用ゴム製品
水と油を使って印刷するオフセット印刷機のゴムロール、油や高熱のかかる製鉄用のゴムロール、各種機械用パッドやパッキン類、ガスケットや防塵キャップ類などに使用されています。
最近では、従来の自動車部品や一般産業用ゴム製品に加え、止水ゴムや橋梁支承用ゴム等の土木建築分野や海洋関連ゴム部品等への用途拡大も期待されています。
(6) 接着剤
多種あるゴム系接着剤の中で、＜デンカクロロプレン＞を基材とした接着剤は、作業性が容易である上に、強力な接着力を早急に発現するため、様々な分野で確固たる地位を占めています。
近年は、無溶剤型接着剤に対応する＜デンカクロロプレン ラテックス＞も、多くのお客様から好評を得ております。
デンカクロロプレンの主要グレード
＜デンカクロロプレン＞は昭和37年10月に4品種の販売からスタートし、その後逐次お客様のご要望に応じて新品種を増やして参りました。
ここでは数多くのグレードの中から、主だった品種をご紹介させていただきます。
*Solution Viscosity (mPa・s) : 1「5% Tol at 20°C」, 2「10% Tol at 20°C」, 3 ML 1+4
- ご使用に際しては、必ず貴社にて事前にテストを行い、使用目的に適合するかどうかおよび安全性について貴社の責任においてご確認ください。
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- ご使用になる前に、詳しい使用方法や注意事項等を技術資料・製品安全データシートで確認してください。これらの資料は、当社の担当部門にご用意してありますので、お申しつけください。
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