DENKA

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トップメッセージ

化学の力で、世界をよりよくするスペシャリストになる。

代表取締役社長(CEO) 石田 郁雄

1915年の創立以来、デンカグループは100年以上にわたり、各時代における社会課題と真摯に向き合いながら、独自の技術と製品を通じて新たな価値を創出し続けてまいりました。

今日、世界は地政学リスクの高まりやサプライチェーンの不安定化、エネルギー・資源価格の変動、感染症リスクの顕在化に加え、AIの急速な進展による産業構造の変化など、かつてないほど不確実性の高い時代を迎えています。これらの変化は企業活動に大きな影響を及ぼす一方で、新たな産業の創出や社会課題の解決につながる大きな機会でもあります。

こうした事業環境の変化をふまえ、デンカグループの存在意義を改めて明確にし、中長期的な成長への道筋を示すため、当社は2023年度よりパーパス「化学の力で、世界をよりよくするスペシャリストになる。」を掲げ、その実現に向けた取り組みを進めてまいりました。

同時に、企業価値の持続的な向上を目指し、「事業価値創造」「人財価値創造」「経営価値創造」の3つの成長戦略を軸とした、2023~2030年度を対象とした経営計画「Mission 2030」を策定し、ICT&Energy、Healthcare、Sustainable Livingの3分野を注力領域として事業活動を展開してきました。

「Mission 2030」の策定から3年が経過した現在、EVや半導体分野を取り巻く市場環境や需給構造は大きく変化し、当初想定していた前提条件との間に差異が生じています。こうした状況を踏まえ、社長就任からの1年間、成長軌道への回帰と更なる成長に向け、各種施策の具体化と実行に取り組んできました。
その一環として、本年2月には経営計画を見直し、2026~2028年度を「Mission 2030」フェーズ2とし、“稼ぐ力の再構築”と“新たな成長ステージへの基盤固め”の期間と位置付けました。ICT&EnergyおよびHealthcare分野を重点分野とし、収益力の強化と事業競争力の向上を通じて、期間中に過去最高益の更新およびROE8%以上の達成を目指します。さらに、続くフェーズ3では、フェーズ2で再構築した稼ぐ力を基盤に、異なる成長トレンドを持つ「ICT&EnergyとHealthcareのベストミックス」に一層の磨きをかけ、新規テーマを確実に事業化し、デンカらしい持続的な価値創造を加速してまいります。

計画の実現に向けては、ベストプラクティスの横展開による全社的な生産性向上やコスト改革に加え、環境経営、DE&I、リスクマネジメントといった非財務戦略についても一層強化していきます。そして、これらの取り組みを確かな成果へと結びつけるため、ステークホルダーの皆様との対話を重ねながら、「Mission 2030」の着実な遂行に取り組んでまいります。

今後もデンカグループは、「挑戦」「誠実」「共感」というコアバリューのもと、世界に誇れる化学の力で、人々の暮らしと社会の発展に貢献し、ステークホルダーの皆様の期待と信頼にお応えしてまいります。また、私のモットーである「挑戦と実行力」を軸に、有言実行の姿勢で変革に取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。