化学の力で、世界をより良くするスペシャリストになる。
1915年に創業し、今年110周年を迎えるデンカグループは、創業以来社会の発展に貢献すべく独自の技術や製品を開発し提供し続けてまいりました。
昨今の世界を取り巻く環境は、気候変動や人口問題、経済格差、社会的不平等、そして紛争といった複雑で深刻な課題に直面しています。また、急速に進化するテクノロジーは、私たちの生活やビジネスの在り方を大きく変えています。
このような環境のもと、改めてデンカグループの存在意義を明確にするため、今後当社で中核となっていく若手社員の意見に経営陣の想いを加えた新たな長期ビジョンを策定し「化学の力で、世界をより良くするスペシャリストになる。」をパーパスとして、2023 年度よりスタートを切りました。
同時に、「事業価値創造」「人財価値創造」「経営価値創造」の3つの成長戦略により企業価値を向上すべく、2030年までの経営計画「Mission 2030」を策定しました。当社の全ての事業を、スペシャリティ・メガトレンド・サステナビリティの3要素をそなえた「3つ星事業」とすることを目指し、3つの注力分野である「ICT & Energy」、「Healthcare」、「Sustainable Living」に重点を置き成長戦略を推進しております。
足元では、「Mission 2030」策定から2年が経過し、EVや半導体などの経済環境は大きく変化し、業績については当初の計画から乖離が生じております。そのため、成長戦略の基本方針に変更はありませんが、ポートフォリオ変革の加速、投資計画の見直し、全社をあげたコストダウンプロジェクトを強力に推進し、早期に成長軌道に回帰させることを目指しており、2025年度中には、「Mission 2030」の見直しを実施いたします。
計画達成のためには、成長軌道への回帰だけでなく、次に繋がる新規事業や新規製品の開発が重要かつ必須であり、人財価値・経営価値創造においては、フラットでオープンなコミュニケーションが取れる雰囲気を醸成し、社員⼀⼈ひとりが⾃⼰成⻑を実感できる組織が必須です。ステークホルダーの皆様との対話を通じて、「Mission 2030」の実現を目指してまいります。
今後も、デンカグループでは「挑戦」「誠実」「共感」というコアバリューのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し、ステークホルダーの皆様の期待と信頼にお応えしてまいります。
皆さまには、今後ともご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
当サイトではお客様に快適にご利用いただくために、Cookieを使用しております。
このままサイト利用を継続される場合、Cookieの使用に同意されるものとします。