お知らせ
2002年05月07日
デンカ製薬株式会社の株式の異動について
電気化学工業株式会社(以下電気化学工業)と共立製薬株式会社(代表取締役 岡本雄平、以下共立製薬)は、平成14年6月1日を目途に、電気化学工業がその保有するデンカ製薬株式会社(代表取締役 竹爪征夫、以下デンカ製薬)株式(発行済株式の100%)を共立製薬に譲渡することについて、基本的な合意に達しましたので、お知らせいたします。
1. 株式異動の理由 伴侶動物、畜産動物、養殖魚等を対象とする動物薬業界では、海外主要プレーヤーを中心とした国際的レベルでの再編の進行に伴い、世界第2位の市場規模を有するわが国においても、専業、兼業各社による海外メーカーとの合弁会社設立や、事業譲渡など、業界内の再編が急速に進展しつつある状況にあります。 こうした背景の下、電気化学工業は、子会社であるデンカ製薬を通じ、主に畜産動物向けのホルモン製剤等を中心とした動物用医薬品・医療用具事業及び人体用のホルモン注射液等の医療用医薬品・製剤事業を手掛け、年間売上高30億円程度の事業規模まで拡大させるなかで、将来の発展を期した自立策を模索して参りました。一方、共立製薬は、動物薬分野では、伴侶動物や畜産動物の獣医家向け医薬品を中心に養鶏・養殖魚ワクチンなど特色ある製剤を手掛け、連結売上高205億円、税引前利益32億円(いずれも平成13年5月期)の企業として、国内市場においてトップクラスの地位を確立するに至っております。 共立製薬は、今回の株式異動により、デンカ製薬を共立製薬グループのメンバーに迎え入れ、両社を一つの経営方針の下で運営してゆくこととなります。そもそも、両社は、その取扱い製品、顧客基盤等において比較的重複が少ないことから、研究開発、製造、営業の各部門における補完関係と相乗効果が期待されるとともに、今後、一層の体質強化を図ることにより、充実した製品ラインアップで幅広いお客様ニーズに応えて参ります。 また、電気化学工業は、石油化学事業、機能製品事業を中心に、セメント・建材事業、医薬品事業など幅広く事業展開しております。今回の株式異動により、今後はこれまで以上に中核事業や技術優位性を確保できる事業に経営資源の集中を図り、電気化学工業グループの企業価値向上の実現に努めて参ります。 1. デンカ製薬株式会社の概要
(ご 参 考) 共立製薬株式会社の概要
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