お知らせ
2001年04月20日
デンカ生研がインフルエンザワクチン製造施設の安全対策工事を完了
インフルエンザワクチンでトップクラスの国内シェアを有するデンカ生研では、この程、国の補助事業に基づくバイオセーフティレベル3(BSL3)に対応したインフルエンザワクチン製造施設の増・改築工事が完了しました。
本事業は新型ウイルスの出現に際しワクチン製造時の安全対策として実施される政策に基づくものであり、施設は製造区域外へのウイルス漏洩および製造作業者に対する感染防御を目的として設計されています。
主要設備は、第1に製造区域の空調を管理することでウイルスの漏洩を防止しています。これは給排気システムそれぞれにフィルターを2重に設置、さらに室圧を自動制御により陰圧に管理することで、クリーンな環境で作業でき、排気もクリーンにしています。
第2にウイルスを含んだエアロゾルをアイソレーターおよび安全キャビネット内に封じ込めるほか、密閉できる設備・機器はすべて密閉化することで室内への漏洩を防止しています。
同社では、出来上がった施設を今年度のワクチン製造より使用しています。
以 上