Denka - デンカ株式会社 - 新卒採用 2025

ENTRY 2025年新卒採用
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佐藤 大樹
JOB REVIEW
エンジニアリング

化学のフィールドで成長し続ける、
機械系エンジニア。

佐藤 大樹
大牟田エンジニアリング部
2014年入社
工学研究科 機械工学専攻修了
#機械・電気系出身#エンジニアリング#福岡県で働く#修士#若手社員

どんな仕事であろうと、精一杯やりたい

「就職できるのなら、どんな仕事でも精一杯やろう」
 就職活動を始める大学3年当時は、2009年に起こったリーマンショックの影響で、就職氷河期の只中にあった。
 就活に苦戦する先輩たちを見て、佐藤は早々に大学院への進学を決意する。「大学院に行けば就職に有利になる」と思ってのことだった。
「大学院でしっかり勉強をして、卒業する頃には確実に就職を決めておこうと思っていました」

「就活で苦労している同級生を見ていたからか、当初から自分の専門にこだわって会社を決めるよりも、入社できた会社で精一杯仕事をしようと考えていました。就職活動を始めた当初は、機械系の自分は化学メーカーに勤めることになることはイメージしていませんでしたね」
 しかし、業界を絞っていない分、就職活動は非常に綿密に調べたという。webサイトなどからの情報収集に始まり、工場見学や社員訪問。とにかく自分の目で見るということにこだわった。

「もともと、知らないことやわからないことへの興味は人一倍あったのかもしれません。いろいろな会社を見る中でも、化学メーカーは、生活の基盤となる化学製品を生産しており、これらの製品をつくるプロセスや設備づくりには、機械系の知識も欠かせないことがわかりました。専門にこだわらず就職活動をしていたが、デンカという会社に出会え、自分の専門を活かせる喜びを得られたことも、専門にとらわれずに就職活動をした成果だと思っています」

インタビューの様子

専門外だった「施工管理」にも挑戦

 佐藤が配属されたのは、大牟田工場のエンジニアリング部、設備課だ。この部署では新規プラントの立ち上げやプロセス改善などを行っている。
「入社前は、プロセスの検討や機器の選定までが自分の仕事なのだと思っていましたが、実際は設備工事計画や施工管理まで担当します。大学で学んでいたとはいえ、化学工学や電気、土木、建築系の知識も求められるので、入社したばかりの頃はわからないことだらけでした」

 入社前は、「工事担当者」という立場の社員がいるのだと思っていたため、まさか自分がその立場を兼ねているとは思ってもみないことだった。
「知らないことがあまりに多くて最初は大変でしたが、施工管理の知識がものにできればエンジニアとして大きく成長できるとわかったので、とにかくがむしゃらに頑張るのみだ、と思いました」
 しかし、プラントの設計図を制作するも、先輩には繰り返し赤を入れて返される。

 配管をつなげたいのに、実際に施工してみるとつながらないという初歩的なミスもあった。
「機器の選定ミス、発注忘れや連携不足など、さまざまな失敗をしました。同じ失敗を繰り返してしまったこともあります。その度にサポートしてくれた先輩や協力会社の方々には、感謝してもしきれません」
 今は一つひとつの経験を確実に自分のものとし、反省をすべて活かしていくことを意識しているという。施工管理を経験して、技術者として新たな視野が拓けたようだ。

仕事風景

自らのアイデアを具現化できる技術者になる

 2015年7月より、佐藤は海外プラント増設工事に従事している。入社2年目で初めての海外業務の担当を任されたのである。
「プロジェクトを任されたときは、まだその大変さが想像できていませんでしたが、実際にやってみてあらためて難しい仕事だと感じています」
 担当しているのはリチウムイオン電池の材料にも使用されるアセチレンブラックの生産設備。まさにデンカの今後の命運を握る重要な製品であり、安定操業ができることはもちろんのこと、安全性の担保も十分に講じる必要がある案件だ。

 適切な材質を選んだり、人的ミスを防ぐ仕組みを設備に落とし込んだり。他にもバルブや計器の取り付け方や、メンテナンス性を考慮した配置を検討したりと、設備全体をさまざまな目線で見なければならない。
「主担当になって、使う人に配慮した設備をつくる難しさがわかりました。一つのプラントは本当にさまざまな知識が集約されてできているものなんだと、あらためてプラント設計の奥深さを感じましたね」
 電気計装、土木、機械、そして化学。今の自分にはまだまだ足りないものだらけなのだと佐藤は言う。

「成果物が大きかろうが小さかろうが、自分が考えた設備を使って市場に出回る製品ができあがるのはうれしいです。その喜びをこれからも感じていきたい。もっと場数を踏んで一人前のエンジニアになって、自分のアイデアを技術力アップに活かすことができるようになりたいと思っています」
 自分が化学メーカーで働く……。学生の頃は漠然としか想像していなかった姿かもしれないが、佐藤は立派に「プロとして働くエンジニア」と言えるだろう。

一日の仕事の流れ

06:15
起床
07:50
自宅を出発 寮からの出社。
08:00
会社に到着 毎日始業の30分前には出勤するよう心掛けている。
08:10
メールチェック 昨日の終業後に来た、製造部門や海外からのメールをチェックし、返信。
08:30
朝礼とチームミーティング 5人のチームメンバーとミーティング。本日の作業についてミーティングを行う。
08:50
工事業者と打ち合わせ 本日の作業内容について共有する。
09:10
プロセス計算・解析 得られたデータをもとに、選定する機器の能力を決定する。
10:30
現場工事立ち会い 工事の進捗や、図面通りに工事が行われているかどうかを確認する。
12:00
昼食 昼食は工場の食堂でとる。本日は食堂の日替わりランチ。
13:00
ミーティング 計画中の工事について関係者たちと話し合い。
14:00
現場工事、試運転立ち会い 進捗確認に加え、機器の動作確認も行う。協力会社や作業者への指示もこの時間に。
15:30
報告書の作成/調査検討 試運転報告書、ミーティング議事録の作成や、疑問点を参考書などで調べる。
17:00
明日の業務確認
17:20
終業
23:30
就寝

Denkaを選んだ理由 基礎力を重視した、
「地に足の付いた」技術

専門にこだわらず就職活動を始めたが、いろいろ見てくる中で、化学メーカーでプラント製作に携わることに意義を感じるようになり、最終的には志望先を化学メーカーに絞って活動するようになりました。中でもデンカは、面接の際に「入社後はしっかりと基礎づくりをして、徐々に仕事を覚えてください」という言葉をもらい、基礎力を重視した地に足が付いたところを魅力に感じて入社を志望しました。

仕事風景

応募者へのメッセージ 本当の自分を知り、
後悔のない就職をしてほしい

仕事のやりがいや、家族・友人などの人間関係、または時間やお金など、自分が大切にしたいものは何なのか、自分の心の声に耳を傾けてみてください。そうして見つけた自分の「軸」を、就職先を決定する判断材料にしてみてはいかがでしょうか。また、就職活動は情報戦でもあるので、webサイトや説明会、OB訪問など、持てる情報をフル活用して後悔のないように挑んでください。

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