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製品情報

カラリヤンY/YA2フィルム

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概要

高密度ポリエチレンを素材とし、横方向(TD方向)の直線カット性に非常に優れたラミネート用フィルムです。このフィルムは、横方向(TD方向)に逐次延伸させ、分子を配向させることで、直線カット性を付与させる技術を確立しました。直線カット用材料として食品用途、テープ用途な多岐にわたる用途に展開されております。

特長

  • 横方向に対しての直線カット性に優れており、AL箔、NY、PET、OPP等のフィルムと多層積層することで直線カット性が付与されます。
  • 横方向(TD方向)にコシが強いため、直立性に優れています。
  • 防湿性・引張強さ・伸び・耐衝撃性に優れています。
  • 押出ラミネート及びドライラミネートが可能です。
  • 食品衛生法、食品添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示370号)に適合しています。

用途

食品包装、テープ基材、医療包装etc.

詳細および関連資料

用途事例

技術情報

標準仕様
厚み(µm) 幅(mm) 巻長(m)
18 700~1,300 4,000

フィルム幅は、その都度ご相談ください。

製品規格・物性
製品名 カラリヤンY カラリヤンYA2 測定方法
方向 MD TD MD TD
特性項目 SI
単位
代表値
厚み u 18 18
引張弾性率 Mpa 2,000 4,500 1,500 2,500 JIS K 7111
破断伸度 % 800 10以上 700 10以上 JIS Z 1702
破断強度 Mpa 30以上 200以上 30以上 200以上
熱収縮率100℃ % 3以下 3以下 3以下 3以下 JIS K 6734 ※1
ヘイズ % ~50 ~15 ASTM D 10003
グロス % ~30 ~220
引裂強度 N - 0.4以下 - 0.2以下 JIS P 8116
引裂易さ 引裂力 N 0.015 0.015 DENKA法※2
引裂強さ N/mm 0.95 0.83 DENKA法※3
直線カット性 引裂距離 mm 50 100 150 - DENKA法※4
引裂ズレ % 99.2 97.2 90 -

◎物性数値は測定値であり、保証値ではありません。

※1:ギヤオーブンの測定温度雰囲気化中10分間フリー収縮させた後測定(DENKA法:JIS K-7128をもとにしたデンカ独自の測定方法)
※2:オートグラフで引き裂いた時の引裂力(JIS K-7128参照)
※3:オートグラフで引き裂いた時の引裂力をフィルム厚みで割った引裂き強さ(JIS K-7128参照)
※4:オートグラフで直角に引き裂いた時の直線カット性

引裂易さ測定方法
  • 恒温室(温度23±2℃、湿度50±5%)に一日保管した「カラリヤンY」をTD方向へ50mm×150mmにカットし、中央部に75mmのスリットを入れる。
  • スリットを入れた25mm幅の両端が180℃になるように引張強度試験機の上下チャックを締める。
  • フィルムの根元を粘着テープで柱に固定する。
  • 引裂き距離毎の引裂力及び引裂強さを求める。(n=5,200mm/min)※10~70mm迄(10mmごと)
直線カット性測定方法
  • 恒温室(温度23±2℃、湿度50±5%)に一日保管した「カラリヤンY」をTD方向へ50mm×300mmにカットし、中央部に100mmのスリットを入れる。
  • スリットを入れた25mm幅の両端が90℃になるように引張強度試験機の上下チャックを締める。
  • 引裂き距離毎に引裂部分からの幅を測定する。(n=5,200mm/min)※50~150mm迄(50mmごと)

高機能性フィルム一覧

お問い合わせ

電子・先端
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高機能粘接着材料部
TEL
03-5290-5699
FAX
03-5290-5777
  • ご使用に際しては、必ず貴社にて事前にテストを行い、使用目的に適合するかどうかおよび安全性について貴社の責任においてご確認ください。
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  • ご使用になる前に、詳しい使用方法や注意事項等を技術資料・製品安全データシートで確認してください。これらの資料は、当社の担当部門にご用意してありますので、お申しつけください。
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