「できるをつくる。」デンカ株式会社

株主の皆様へ

トップメッセージ

代表取締役社長 吉高紳介

デンカ株式会社は、無機・有機系の工業用原料から、土木・建築用材料、電子材料、食品包装材料、医療用検査薬に至る、幅広い領域で事業を行う化学会社です。1915年に電気炉を使った化学品の製造・販売を開始した当社は、その高温・焼成制御技術や窒化技術を発展させ、有機合成、高分子加工に応用しながら事業の多角化を進めてきました。

創立百周年を迎えた2015年、当社は「デンカ株式会社」へ社名変更いたしました。「電気化学」の枠を超えて、グローバルに成長していくことを目指しております。そして2016年には「The Denka Value(企業理念)」を刷新しました。私たちは「化学の未知なる可能性に挑戦し、新たな価値を創造(つくる)することで、社会発展に貢献する企業となる。」ことを「Denkaの使命」と捉え、それを実現するために守るべき規範を「Denkaの行動指針」として定めました。デンカグループの従業員一人ひとりが、企業としてのあるべき姿に向けて、価値観を共有してともに歩んでいくことが、これからの新たな歴史を切り拓くために大切なことと考えております。

次の100年の持続的成長に向けた経営計画「Denka100」では、2017年度を目標とする「新成長戦略」を推進し、環境、エネルギー、インフラ、健康などの成長を続ける分野へ資源を集中しながらグローバルな事業戦略を加速しています。コーポレートスローガン「できるをつくる。」「Possibility of chemistry.」は、新たな価値の創造を通じて、世界の持続的発展への貢献を目指すデンカの企業姿勢を表したものです。

これらの事業活動は「安全最優先」を基本として推進してまいります。働く人々と近隣地域の皆さまの安全と安心の確保は、事業活動の前提となります。そして地球環境への配慮、省エネルギーの追求と再生可能エネルギーの利用拡大は、ものづくり企業として欠かすことの出来ないものとして、弛まぬ努力を続けてまいります。

2015年に制定した「デンカコーポレートガバナンス・ガイドライン」は、株主を始めとする全てのステークホルダーの皆様からの信頼を得て、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図るためのコーポレートガバナンスをお約束するものです。そしてグローバルに事業活動を展開する企業集団として多様な価値観を理解すること、「はたらく人の幸せ」を追求していくことも、企業としての成長に向けた大切な要素となります。

デンカは、社会の課題に真摯な姿勢で向き合い、「できるをつくる。」ことでマーケットのニーズに応え、社会発展に貢献する企業を目指してまいります。

株主還元方針及び成長に向けた投資財源

当社は、2013年4月経営計画「Denka100」を見直し、需要構造やニーズの変化を踏まえた新たな成長戦略を策定いたしました。これに従い、将来に向けた多くの具体的施策を実行に移しており、今後早期に確かな実績へと結びつけてまいる所存です。
また、同経営計画の最終成果である収益については、株主の皆様への配分を定めた「株主還元方針」を策定するとともに、さらなる成長に向けて、M&Aなどの戦略投資の財源を明確化いたしております。
当社は良好な財務バランスを維持しつつ、株主還元ならびに将来に向けた戦略投資の最大化を図り、早期にROE10%以上を目指します。

1,株主還元方針:総還元性向は50%を基準とする。 2,還元方法:(1) 配当 : 配当性向を最低30%とした安定配当を行なう。(2) 自己株式取得 : 株価水準や市場環境等に応じて機動的に実施。 3,成長に向けた戦略投資の財源:株主還元後の内部留保にキャッシュフローを加えたものを財源に、500億円規模とする。(2014年~2017年の4年間) 4,期間:経営計画「Denka100」(目標年度2017年)に向けた4年間