「できるをつくる。」デンカ株式会社

創立100周年を迎えて

~継続的成長のために「変わるべきもの」と「守るべきもの」~

代表取締役社長 吉高紳介

当社は平成27年(2015年)、創立百周年を迎えました。これはひとえに、当社を支えてくださる多くの方々の温かなご支援の賜物であり、心より感謝を申し上げます。

当社は、大正4年(1915年)、カーバイドおよび石灰窒素の製造・販売を目的に、藤山常一博士が創設した「北海カーバイド工場」を継承し、三井系有力者の出資によって、日本の近代化学のパイオニアとして設立されました。

設立の翌年には大牟田工場を、大正10年(1921年)には豊富な石灰石資源と水 力発電所を備えた青海工場を開設して、当時普及途上の新しい肥料であった石灰窒素の市場拡大に努め、現在に至る経営と技術の基礎を築きました。その後、自 社技術によるクロロプレンゴムの企業化を始めとして、電子材料や医薬など、新たな事業への挑戦を続けております。

その間、度重なる困難や幾多のターニングポイントに遭遇し、それらと真摯に向き合 い、一つひとつ乗り越えてきた先人の礎によって持続していることを、忘れてはなりません。創立100周年の節目を迎えるに当たり、当社の発展のために挑戦 し続けた諸先輩方に感謝するとともに、その功績を称えたいと思います。

グローバル化、情報化の進む昨今においては、経営環境の変化は早く、市場におけるニーズや経済構造の変化を見逃せば、立ちどころに置いて行かれる時代です。優れた機能を持った製品でも、価値を認めていただかなければビジネスにはなりません。

そのため私たちは、次の100年を継続して成長する企業を目指して2013年4月 に策定した「新成長戦略」に基づいて、数多くの具体策を実行に移しています。この取り組みによって、社員一人ひとりの意識の中に「攻めの姿勢」や「チャレ ンジ精神」が根付きつつあり、当社の企業風土が確実に転換しつつあると実感しています。

しかし、どのような経営環境にも成長を続ける、柔軟かつ強靭な力を持った新たな「デンカ」を築き上げるためには、まだまだ取り組みは十分ではありません。全社員が心を一つにするため、コーポレートロゴ、コーポレートスローガンを一新するとともに、株主の皆様のご承認を経て、平成27年(2015年)10月1日に「デンカ株式会社(Denka Co.,Ltd.)」へ社名変更いたしました。これは、新しい「デンカ」に生まれ変わる決意を内外に表わすものであります。

また、世界に広がるデンカグループの社員が、行動する上での基本的な姿勢や立ち返 るべき原点、社会との関わりなどを表した「Denkaの行動指針」を定めました。安全の優先、環境への配慮、モノづくりを通じた価値創造、信頼される企業 への誓いなど、企業活動の中核となる価値の共有と一層の浸透を図るものです。

社会の持続的発展に資することは、企業として事業活動を許される条件であります。 100年の節目を迎えるに当たり、当社の継続的成長のために守るべきDNAを大切にし、社会的責任を全うするとともに、それらを基盤とした新しいデンカに 生まれ変わり、皆様から信頼され親しみを持っていただく会社として、これからも持続的発展に挑戦してまいります。

平成27年10月1日
デンカ株式会社 代表取締役社長 吉高紳介

Denkaの行動指針

わたしたちは、

一、「誠意」と「チャレンジ精神」で、果敢に難題に挑みます

一、「未来」に向け、今何をすべきかを考え、行動します

一、「創造」溢れるモノづくりを通して、お客様へ新たな価値と感動を届けます

一、「環境」に配慮し、「安全」優先の明るい職場をつくります

一、「信頼」される企業としての誇りを持ち、より良い社会作りに貢献します